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日帰り手術
ヘルニア、下肢静脈瘤の手術は24時間入院の日帰り手術(one-day surgery)にて行っています。
下肢静脈瘤の結紮術、硬化療法は当日帰宅する外来治療を基本としています。

下肢静脈瘤/(かしじょうみゃくりゅう)実際の手術

まずはちょっとその場で立って、ご自分の脚を見てください。
足に浮き上がる“ミミズ”や、細かい“くもの巣”模様がありませんか?これらは下肢静脈瘤という病気です。
男性でも時々見受けられますが、中年以降の女性に多く、親子で発症することも多いようです。

実際の手術1 ~ストリッピング~

イメージ1この方は脚の付け根の部分の静脈弁が壊れて、その部分で強い血液の逆流がみられました。
そのような場合にはストリッピング手術を行います。

イメージ2逆流を起こしている血管(大伏在静脈といいます)にワイヤーを通し、このワイヤーに血管を引っ掛けて引き抜いてしまう、やや野蛮な手術ですが、このような静脈瘤に対しては一番確実に、かつ再発が少ない治療法です。

それ以外にも膝より下の静脈に深い静脈からの逆流が認められるので、その位置を事前にCT・超音波などで調べておき、印を付けておきます。
こうすることによって可能な限り少なく小さなきず再発の少ない治療が可能となります。

写真左が手術前、右が手術後3週間目です。
右写真の小さな点は手術の傷ですが、時間とともにもっと目立たなくなってきます。

実際の手術2 ~結紮術~

イメージ3この方は以前別の病院で静脈瘤の手術を受けた方です。前回手術ではふくらはぎを縦に10cmほど切って手術を受けたそうです( 印。Linton法という手術と思われます)。

結紮術を行い(黄色矢印 )1ヵ月後には浮き出た血管とともに、色素沈着も目立たなくなりました。

イメージ4
▲合計4箇所の結紮を行いました。

実際の手術3 ~圧迫&結紮術

イメージ5この方は何年もふくらはぎの潰瘍が治らず、病院を転々としていた方です。どの病院でも消毒と軟膏を塗ることを毎日繰り返すだけで一向に良くならず、輸血をするほどの大出血も経験したそうです。静脈瘤で潰瘍が出来ることを知り、私のもとに相談に来ました([1])。

イメージ6
早速超音波で検査すると非常に強い逆流をもつ静脈を認めました。

まず潰瘍部分を毎日水道水でよく洗ってもらい、家庭用のラップで覆います。そしてスポンジを乗せて締め付けの強い包帯でしっかりと圧迫します。
この間いわゆる消毒薬や軟膏の類は一切使いません。これだけで潰瘍はかなり小さく浅くなりました([2])。
この時点で逆流の強かった静脈に対し結紮術を行いました。皮膚の状態が悪いため切開した部分のきずが開いてしまいましたが([3])、同様に水道水であらいラップで覆うだけで改善してきました。
手術後は静脈瘤用の靴下を履いてもらい、スポンジと包帯による圧迫は中止しています([4])。
そして治療を開始して4ヵ月後、とうとう今まで決して塞がることのなかった潰瘍が消えてなくなりました([5])。

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