外科トップページ > 患者様からの手記 > 手記6.急性虫垂炎
患者様からの手記
病気は誰でも不安なもの。ましてや体にメスが入る手術ともなればなおさらです。
こちらには実際に治療を受けた患者様からの手記を載せました。
治療する側からは分からない、治療を受ける側の気持ちが書かれています。
これらの手記を読むことで、少しでも治療・手術に対する不安の解消、理解の深まりにつながってくれればと思います。
急性虫垂炎に対して腹腔鏡下手術を受けた患者様
その痛みは突然やってきた。
会社で就業中の11時頃、下半身が急激な痛みに襲われた。下痢かと思い、トイレに行ったが排便せず、様子を見ることにした。
痛みがなかなか治まらないので、会社の健康推進センターに駆け込んだ。産業医からは、「何か悪いものでも食べたのか」と食中毒を疑われた。嘔吐や下痢の症状もなく、痛み止めの点滴を受け、ベットでよこたわって様子を見た。
痛みが継続するので病院にいって診察を受けることとなった。
どのように選択したか定かではないが、会社の健康推進センターより総合新川橋病院に連絡をしていただいた。
救急車を要請すると云われたが、自宅からであればたぶん承諾していたが、会社から救急車で搬送されるのは抵抗があり、自宅に連絡し、帰省中の娘に会社に迎えに来てもらい車で病院に向かった。
病院では、スタッフが待ち構えており、直ぐに診察をしていただいた。
内科において受診し、各種の検査を実施したがその日は病名が判明せず、入院することとなった。
その日は痛さでもんもんとした夜をおくった。
一般的には女性より男の方が痛さには弱いのか、自身が痛さには慣れていないので我慢が出来ない状況であった。
各種の検査をするのはいたしかたないが、もう少し早く病名が分からないのか。
あまり急ぎ過ぎて誤診をされるのはかなわないが、現代医学においてはどうにかなるのではないかと感じた。
翌日、外科の診察にて「急性虫垂炎」との病名が判明した。
直ぐに手術をすることになったが、手術になると実にあっけなかった。
手術においては「まな板の鯉」で医師を信頼し、全てを任せるしかない心境である。
気がついた時にはベットに横になっており、傷口が痛む程度であった。
結果として、盲腸が爆発していた状態であったが、開腹手術ではなく、腹腔鏡下手術を選択していただいたお陰で、痛みも少なく、退院も早いのではないか。
また、体の傷も少なくて済んだ。(男なので多少の傷は気にはならないが)
人間勝手なもんで、大きな病気ではなく、手術も済んでしまうと病院生活も退屈なものだ。
また、会社の同僚や家族においても虫垂炎と聞いて安心したのか、60歳過ぎても盲腸になるのかと大笑いである。
手術三日目には普通食となり、治療は定期的な点滴を受けながら一週間後には退院 注) の運びとなった。
入院中においては、医師や看護師の皆さんをはじめ、その他の方々に大変お世話になったことに感謝したい。
しかし、二度と病気で入院したくないものだ。
注) この患者様は壊死性穿孔性虫垂炎(もうちょうが腐って穴が開いている状態で、お腹に膿が撒き散っている状態でした。このため入院が長くなりましたが、通常は2~4日の入院となります。
(神奈川県在住 50代男性)
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