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外来の小外科から消化器外科を中心に下肢静脈瘤などの一般外科も取り扱っています。

総胆管結石症/(そうたんかんけっせきしょう)

イメージ1胆石の中でも胆管(総胆管)にできたものを総胆管結石といいます。

胆嚢の中の石が落ちて総胆管にたまるもの、総胆管での胆汁の流れが悪くなったり、腸液が総胆管に逆流して、大腸菌などの感染を起こすことで石が出来るものなどがあります。

■ 総胆管結石症の症状
イメージ1総胆管結石の典型的な症状は黄疸です。
石によって胆汁がせき止められ、皮膚や白目が黄色く変色してきます。
その他には倦怠感(疲れ)、発熱、右上腹部の痛み、吐き気、肝機能異常などの症状が考えられます。
溜まった胆汁に感染を起こし、強い炎症が胆管におきると「急性閉塞性化膿性胆管炎」といって、場合によっては命にかかわるような非常に強い症状を出します。
痛み、熱、黄疸、高度な肝機能異常、おかしなことを言い出したり、反応が鈍い、などの症状やショック症状に陥ることもあり、早急な治療が必要となります。
■ 総胆管胆石の検査
胆石同様、まず行う検査はおなかの超音波検査です。
超音波検査では総胆管の石まではうまく写らないこともありますが、総胆管や肝臓の中の胆管が太くなっていることで、総胆管があることを予測することは出来ます。
CT検査、MRI検査(MRCP)も総胆管結石の診断には有用です。胆汁がたまって黄疸を引き起こす病気に胆管か膵臓の腫瘍もありますから、これらの病気を除外するためにもこれらの検査は必要です。
内視鏡(胃カメラ)を使った造影検査(ERCP:内視鏡的逆行性胆道膵管造影)ではより直接的に総胆管の状態を知ることが出来ると同時に、溜まった汚い胆汁を洗い出したり、詰まっている石を取り出すような治療も可能なことがあります。
イメージ3
■ 総胆管胆石の治療法
大きく分けて経口内視鏡による治療と外科的治療に分かれます。
経口内視鏡による治療 
特殊な胃カメラを使い、十二指腸にある胆管の出口にまで持って行きます。胆管の出口(胆汁の出口)は十二指腸乳頭部と呼ばれ、筋肉を締めたり緩めたりすることで、胆汁の流出を調節しています。
この乳頭を電気メスで切ったり、風船を膨らませることで、十分に広げてから、石を取るためのワイヤーで石を引きずり出してきます。石が大きい場合には石を砕いてからかき出します。
石の数や大きさにより、1~数回にわたり繰り返す場合があります。
この方法の最大の利点は体に全くきずをつける必要がないことと、通常、静脈麻酔などの鎮静剤による麻酔のみで施行可能である点です。
イメージ4しかし総胆管結石のある方は胆石を合併していることも多く、内視鏡で総胆管結石を取った後に、胆嚢をとる手術を追加することが多いようです。
また、長期的には再発率が手術に比べて高いという報告や、乳頭部に手を加えることで生理的な機能が障害されるといった欠点があります。
また、膵炎や穿孔といった合併症も少ないものの存在することも理解する必要があります。
外科的治療
手術による治療です。最近ではほとんどが腹腔鏡下手術で行われます(病院や状態にもよりますが)。手術では胆石があっても、総胆管結石の治療と、胆石の治療が1回の手術で完了してしまいます。
イメージ5総胆管結石をとる方法としては、胆嚢管(総胆管と胆嚢をつなぐ管)を風船で押し広げてそこから取り出す方法(経胆嚢管法)、総胆管に切開を加えて石を取り出す方法(総胆管切開法)があります。
あまり大きくなく、数が少ない場合には経胆嚢管法、石が大きかったり、数が多い場合には総胆管切開法が選ばれることが多いようです。
総胆管切開法の場合、一時的に総胆管を流れる胆汁を体外に出すための管を留置する場合があります。
経胆嚢管法の場合はこのような管を入れることはありません。
胆嚢摘出術の場合と同様に、炎症が強かったり、解剖学的に変位が大きいなど、腹腔鏡手術では安全性、確実性が著しく落ちる場合には開腹手術が最初からもしくは手術の途中で選択されることがあります。

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